
屋久島旅行を家族4人で過ごした中でおすすめできるポイントを10個に絞って紹介します。
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【ホテル】Samana Hotel Yakushima
屋久島で宿泊したのは、尾之間エリアにある「Samana Hotel Yakushima(サマナホテル屋久島)」。このホテルは2024年4月にリニューアルオープンしたばかりで、実際に宿泊してみて感じたのは、公式HPに掲載されている通りのクオリティの高さでした。
一休.comの評価でもほぼ最高レベル。




客室も大浴場も妻も納得のキレイさでした!
さらに、大きな露天風呂から見える海は絶景でした。温泉で旅の疲れを癒し、湯上がりには本が並ぶ読書スペースでゆったり過ごしました。
子どもたちに人気だったのはホテル内の共用スペースでの卓球大会。
子どもたちと毎晩のように遊び、屋久島での「夜の恒例イベント」でした。
朝食のビュッフェも海が見える開放的な空間で、食事も美味しく毎朝ご飯が楽しみでした。
屋久島は雨が多い島ですが、こうした「ホテル内で楽しめる空間」があるおかげで、悪天候でも旅の満足度は落ちないのではないかと思います。



【ガイド】巡り葉

息子と2人で参加した縄文杉トレッキングでは「巡り葉(めぐりは)」さんによるガイド付きツアーをお願いしました。
縄文杉までの道は人も多く、迷うことはほとんどなし
縄文杉までのルートは整備されており、登山客も多いため、道に迷うような不安はあまりありません。実際、「案内がなくても歩けそう」と感じる人もいるかもしれません。
それでもガイド付きにして良かったと心から思えた理由
ガイドさんがいて本当に良かったと感じたのは、屋久島の自然や歴史を深く知ることができたからです。
歩きながら見過ごしがちな植物や苔の名前を教えてもらったり、縄文杉までの道に残る鉄道跡や石積みから、かつての林業の歴史を知ったり。一緒に歩きながらだからこそ記憶に残る話の数々に、ただの登山が、屋久島の自然と人の関わりを学ぶ時間に変わりました。
「なぜこの杉がここまで残ったのか」
「屋久島の森が特別なのは、なぜなのか。地元の人がどうやって守ってきたのか」
そうした話を聞きながら歩くことで、森の見え方がまるで変わりました。
【縄文杉トレッキング】

屋久島観光のハイライトといえば、やはり縄文杉トレッキングです。樹齢数千年とされる縄文杉は、屋久島のシンボルともいえる存在。その姿に出会うためには、往復約10時間をかけて山を歩く必要がありますが、それだけに辿り着いたときの感動はひとしおです。
登山道の前半はトロッコ道、後半は本格的な山道。苔むした風景や歴史を感じさせる石積み、清流の音など、歩く道そのものが魅力に満ちています。
私たちは、小学5年生の息子と2人で参加しました。朝3時半起床で朝から歩いて縄文杉に到達。夕方になるまで丸一日屋久島の森を歩き続けました。疲れ切りながらも、達成感に満ちた息子の表情がとても印象的でした。

トレッキングの詳細はこちらにまとめています。
【白谷雲水峡トレッキング】
屋久島のもうひとつの人気スポットが、白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)。
映画『もののけ姫』の舞台イメージにもなったとされる苔むす森の幻想的な風景が広がります。

我が家では、縄文杉トレッキングの翌日に家族4人全員で訪れました。
この日はあいにくの大雨でしたが、しっとりと濡れた苔や川のせせらぎがむしろ神秘的で、白谷雲水峡らしい雰囲気を満喫。娘は小学2年生でしたが、入り口から1時間半程度のコースで苔むす森まで無理なく到達できました。
屋久島の自然を手軽に楽しみたい方や、小さなお子さん連れの家族旅行にもぴったりのスポットです。
天候に恵まれれば、さらに奥まで進むコースや太鼓岩なども楽しめます。

当日は大雨で大変でしたが、雨具もレンタルしていたのでとても役立ちました!
【屋久島自然館】

屋久島の自然をより深く知りたい方におすすめなのが、「屋久島環境文化村センター(通称:屋久島自然館)」です。我が家では屋久島に到着した初日に立ち寄りましたが、これがとても良い準備となりました。
この施設では、島の地質や気候、動植物の特徴、そして縄文杉をはじめとする屋久杉の成り立ちや保護活動について、わかりやすく展示されています。映像や現物の展示も充実していて、年輪を数えるチャレンジなど、子どもたちも楽しく見学できました。
実際、翌日の縄文杉トレッキング中には風景と知識がつながる瞬間も。事前に訪れることで、登山中の景色や屋久杉に対する理解と感動が深まるのを実感しました。
屋久島観光のスタート地点として、ぜひ立ち寄ってみてください。

屋久島観光のスタート地点として、ぜひ立ち寄ってみてください。
縄文杉トレッキングより前に行くのがオススメです。
【バスツアー】
屋久島の自然を気軽に楽しむなら、観光バスツアーが便利です。今回利用したのは屋久島まつぱんだぐるーぷさんの周遊観光バス「やくざる号」に参加しました。たっぷり満喫1日のAコース。
私と息子が縄文杉に向かった日、妻と娘はこのツアーに参加しました。

ホテルがある尾之間地区から乗車できるのも便利で、歩き回ることなく主な観光地を効率よく巡れます。訪問地には、海亀の産卵地「いなか浜」や、西部林道の散策などがあり、屋久島の魅力をしっかり体感できたようです。
この日はたまたま同じツアーに参加していた年配の女性と仲良くなり、道中は3人でのんびり会話を楽しんでいたようです。
また、登山では立ち寄れなかった島の西側エリアを見学できたようです。ウミガメの産卵地として知られる「いなか浜」や、原生林の残る西部林道など、観光地としても見どころ十分な場所ばかりで、登山とはまた違う角度から屋久島を知ることができたとのことです。
無理なく観光できて、交流も生まれ、心に残る1日だったようです。

無理なく屋久島を存分に観光できて、とてもお得なツアーです。
【装備品レンタル】山岳太郎
屋久島での本格的な登山には、しっかりした装備が必要です。我が家では、縄文杉と白谷雲水峡トレッキングに向けて「山岳太郎」さんで装備をレンタルしました。
必要なものはすべてそろっていて、登山靴・レインウェア・リュックなどを一式で借りられます。レンタル品はきれいにメンテナンスされていて、綺麗好きな女性の方でも安心感がありました。
特に屋久島の山は毎日のように雨が降るため、防水性能の高いレインウェアと靴は必須。
慣れない装備を事前に購入するよりも、プロが用意した信頼できるレンタル品を使う方が快適で安全だと感じました。
お店のスタッフさんも丁寧で、サイズ合わせや使い方のアドバイスももらえます。登山後はそのまま返却するだけなので、旅行中の荷物を減らせるのも大きなメリット。
屋久島登山を少しでも軽装で、安全・快適に楽しみたい方には、装備レンタルはぜひおすすめです。
【レストラン】シリウス
屋久島・安房エリアで地元の味を楽しみたいなら、「島海味 Kitchen シリウス」は外せません。私たちも滞在中に2回訪れましたが、定食中心の豊富なメニューとボリューム、リーズナブルな価格設定には大満足でした。
こちらはガイドさんにもお勧めされました。鮮度が高い海鮮類とメニューもボリュームも豊富で満足度が高かったです。
室内は席数も多く、家族やグループでも気軽に入れます。人気店のため混んでることが多いので、事前に電話してからお店に行くのをお勧めします。

ホテルの食事も快適でしたが、街で食べる方が圧倒的にコスパがよく、地元の空気を感じられるのが魅力です。屋久島らしさを感じながら、気取らず美味しい食事を楽しめるお店として、自信を持っておすすめできます。
【おみやげ】屋久杉コースター
屋久島を訪れると、「屋久杉」がどれほど特別な存在かを知ります。数千年を超えて生きるその姿はまさに神秘的で、自然のスケールに圧倒されます。そこで屋久杉にちなんだお土産が欲しくなるのは自然な流れですが、実は本物の屋久杉を使った商品はとても高価。テーブル板や彫刻品など100万円を超えるものもあるほどです。
そんな中で、気軽に持ち帰れるおすすめのお土産が「屋久杉コースター」。おそらく枝の部分を活用したものと思われますが、細かく美しい年輪と光沢のある質感は、他の木製品とは一線を画すクオリティです。手に取ると、長い年月をかけて育まれた木の重みを感じられ、日常使いできる中にも特別感があります。


値段も手頃なので、自分用にも、ちょっと良いお土産としても最適です。お土産屋さんで見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。
【レンタカー】
屋久島旅行で欠かせないのがレンタカーです。島は公共交通機関が少なく、観光地も点在しているため、車があると圧倒的に行動範囲が広がります。
ただし、私はここで少し失敗してしまいました。
空港からレンタカー会社を選ぶ際、「宮之浦」地区の店舗で借りてしまったのです。宿泊先は反対側の「尾之間(おのあいだ)」にあるホテル。空港からホテルに向かう途中に宮之浦はなく、わざわざ逆方向に移動することになってしまいました。
土地勘がないとこうしたミスは起こりがち。屋久島のレンタカー予約をする際は、店舗がある場所も確認しておくことがおすすめです。
ちなみに、今回は「デスティーノレンタカー」宮之浦店で借り、返却も同じ店舗にしました。スタッフの対応は丁寧で、車も快適でした。

屋久島は道がシンプルで運転しやすいですが、山道や細道もあるので、運転に不慣れな方はコンパクトカーを選ぶのが安心です。

まとめ
我が家の体験をもとに、屋久島旅行で役に立った10のポイントをご紹介しました。
大自然、食事、宿、そしてちょっとしたトラブルも含めて、すべてが思い出になる旅でした。

これから屋久島を訪れる方の参考になれば嬉しいです。
きっとあなたの旅も、かけがえのないものになりますよ。
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