2025年10月8日、田中貴金属工業は小型地金(50g以下)の引き出しおよび販売に関する制限を発表しました。金相場の急激な上昇により、特に小型バー(5g〜50g)への注文が急増し、製造が追いつかない状況となっています。
こうじ50gの小型バーでも100万円を超える水準になっています。
純金積立などの「引出し」について
ネット・書類での申し込み
50g以下のバー指定、またはそれを含む重量指定の引き出しは、申し込みから4週間以上の遅延が発生する可能性があります。
詳細はこちらをご確認ください。



時間がかかりますが、受け取りが遅くなるだけですので、ご安心ください。また、大変混雑しているようですので個別のお問い合わせはお控えくださいとのことです。
店頭(ギンザタナカ)での申し込み
50g以下のバー指定・重量指定の引き出しは、一時的に取り扱い停止。再開時期は公式サイトで案内される予定です。
発送に時間がかかる地金の種類
- 金地金:50g、20g、10g、5g
- プラチナ地金:20g、10g、5g



最高100万円程度の価格帯の地金ですね。
相場上昇時は「小型バー」の需要が急増する傾向にあります。今後購入や引き出しを予定している方は、公式サイトの最新情報の確認をおすすめします。詳細は田中貴金属工業純金積立HPをご確認ください。
遅延・停止の背景にある2つの要因
金価格の上昇による需要の急増
2025年10月16日時点の金地金は買取価格で22,404円/gに達し、日本円ベースで過去最高水準を更新しています。背景には各国中央銀行が年間約1,000トン規模で金を購入していることが、金価格の上昇を後押ししています。
さらに加えて円安になっていることも影響しています。著名投資家による「資産の20%を金に振り向けるべき」といった情報も見るようになり、金に関する話題が多くされるようになっています。



投資は自己責任ですので、無理のない範囲で自分の判断でおこなうようにしましょう。


純金積立の「引き出し方法変更」前の駆け込み需要
以前の記事でも触れたように、田中貴金属工業では純金積立の引き出しルールが2025年12月15日に変更されます。この期限を前に、手元に地金を引き出しておきたいという需要が高まっていると考えられます。その結果、製造・出庫の双方で処理が集中している可能性があります。





今後購入や引き出しを予定している方は、時間に余裕をもった申し込みと公式サイトでの最新情報の確認をおすすめします。










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