1. はじめに|パソコンに向かえない人にとってのPython学習
Pythonを勉強してみたいけど、仕事や子育て、家事で毎日忙しい。
じっくり腰を据えて勉強したいが、現実は帰宅後にPCを開く余裕がない。

体力的にも余裕がないとじっくり勉強するのは大変です。でも電車の中では動画を見たりゲームをしたり比較的時間があるのになぁ、とずっと考えてました。
たどり着いたのが「iPhoneだけでコードを書く」という方法です。
実際にiPhoneでPythonコードを書いて学習することは可能です。
今回はその方法と活用例を紹介します。
2. UdemyとPythonista
プログラミング自体が初めてならUdemyがおすすめ
もし、プログラミング自体が初めてなら、Udemyがおすすめです。
動画でしっかりと基本的なことを学ぶことができます。
私はこちらの講座を受講しました。
【2023年5月改訂版】実践 Python データサイエンス
データサイエンスの講座ですが、付録が充実していてPythonの基本的なところを学べます。

課題をこなすような講座を選ぶのがおすすめです。
私はデータサイエンスに興味があったのでこちらにしました。
Pythonistaで“スマホ上にコードを書く”
Pythonista 3はiPhone/iPad向けの有料アプリ(¥1,600)で、iOS上でPythonコードをそのまま書いて実行できます。補完機能もあるので、フリック入力でも問題なく使えるのが特徴です。

Pythonista 3
iOS上でPythonを実行できるアプリとして多くのユーザーから高い評価を受けています。
たとえば、以下のようなことができます:
- Python学習に最適
スマホやタブレットだけでPythonスクリプトを作成・実行できるため、PCが使えない環境でも学習が可能。 - 価格
現在1,600円と有料アプリですが、サブスクリプションではなく買い切りであることはとてもありがたいです。機能や利便性を考えるとリーズナブルです。
Pythonistaは“異様”なアプリ
PythonistaはApp Storeで販売されているにもかかわらず、ユーザーが自由にコードを書いて実行できるという、Appleの審査基準から見れば非常に稀なアプリです。
しかも、
- UIも構築可能(アプリ風の見た目が作れる)
- 開発は個人(Ole Zorn氏)
- 買い切り¥1,500で追加課金なし
こうした条件を満たしたアプリがApp Storeに存在しているのは、ほとんど奇跡に近いとすら感じます。
実際に使ってみれば、これがどれだけ“普通じゃない”アプリか分かるはずです。
※心からおすすめできるアプリです。
3. 素数判定電卓を作ってみた

素数判定電卓「Prime_calc」
- 素数判定(基本)
- Grothendieck素数判定(ネタ)
- 4n+1型の平方和表示
- 素因数分解
- 素数の通し番号判定(最大2000番まで)
実際に通勤時間にPythonistaで「素数判定電卓」を作ってみました。
見た目は電卓風ですが、入力された数が素数かどうかを判定します。
また、素数でなければ素因数分解をしてくれます。
さらに素数でも4n+1型であれば平方和としても表示する“数学オタク向け電卓”です。
4. まとめ|通勤中でも“コードは書ける
- PCに向かえない人でも、Python学習は可能
- スマホだけで、学習→実行→アプリ作成までできる
- 学んだことを動かす経験は、モチベーションにもつながる
Pythonistaは、そんな「コードを書く習慣」を通勤時間に持ち込みたい人にとって、ベストな選択肢の一つだと思います。

Udemyで学び、Pythonistaで実践する。
通勤中にpython学習なんていかがでしょうか?
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